前回の続きとなっています。↓を先に読むことをおすすめします。

【感動注意】のび太「ドラえもんとか、実際無理だろ」
のび太「ドラえもんとか、実際無理だろ」
学生「どうかしました?野比先生」のび太「ううん、何でもないよ。それより研磨は終わったかい...
のび太「え?」
出木杉「いや、そう思わないかい?」
のび太「まあ、2008年完成なら疑ってたかもしれない。けど、タイム・パトロールの話
だと、未来が変わったせいでタイムマシンの発明はもっと遅れるらしいし……」
大学生協の食堂のテーブルに、野比のび太と出木杉英才が向かい合わせに座っている。
のび太が最近ようやくラーメンばかりの食生活を脱却したので、今日は二人ともカレー
ライスを食べていた。
出木杉「遅れるっていうのはどれくらいなんだろう?」
のび太「そこまではわからないよ……」
出木杉「うん、まぁそうだろうけどさ。でも2008年に完成するはずが、2年前のあの未
来テロリストによって発明者が殺された……なら、完成まではいかなくとも何
らかの下地があってもよさそうじゃない?」
のび太「下地……か。でも、その方面の報告は学会ではとんと見かけないよね」
出木杉「そう……だから気になるんだ」
出木杉「タイム・パラドクスの修正は、本当に完璧だったんだろうか?」
スネ夫「……で、また僕らが召集されたわけか」