読み物

「からかい下手の高木さん」

朝から元気はつらつな高木さん(この時点で何かがおかしい)は、こちらをチラチラ見ながら仕掛けがうまくいくか試そうとしていた…のだろう。 

よく分からないけどオレの夢だからなのか、ここではオレが体験した(からかわれた)ことがそっくりそのまま、この夢に反映されているらしい。 

…高木さんを除いて。 

西片「高木さん、貸して。開けてあげるから」 

高木さん「いや、まだ無理だから!ただいまチェック中だから!」 

西片「まだ無理って…」 

覚えている…覚えているぞ。筆箱でオレを引っかけようとした時だ。びっくり箱でからかってやろうとするオレを逆にからかってきたやつだ。 

うまく決まれば、びっくりすること間違いなしだ。 

だからって本人の前でやろうとしなくても… 

高木さん「んん~~!」 

高木さん「ふふん…」 

準備オッケーと言わんばかりにこちらにどや顔してきた高木さん。しかしよく見れば筆箱から紙がはみ出している。 

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