読み物

【泣ける】親父には俺の気持ちなんかわかんねえだろ!

タスキ

小さい頃、よく親父に連れられて街中を走ったものだった。 


生まれた町は田舎だったので、交通量が少なく、 
そして自然が多く、晴れた日にはとても気持ちのいい空気が漂っていた。 

親父は若い頃に箱根駅伝に出たらしい。 


だから走る事が大好きで、息子にもその走る楽しさを教えてあげたかったのだろう。 


もともと無口だった親父も、走ってる時だけはずっと俺に声をかけつづけていた。 


普段の無口な親父がなんとなく怖かった俺は、その時だけは親父が好きだった。 


そしてお袋が作ったタスキを使って、駅伝ごっこをしてりしてた。 


今思えば、親父はまだ青春時代に生きていたのだろう。


中学に入った俺は、当然陸上部に入部した。 


レースでは結構いい成績で、部活内でもトップレベルだった。 


毎回応援に来てくれる親父は、俺がいい記録を出した日には必ず酒を飲んでいた。 


そして真っ赤な顔して上機嫌で、俺に毎回同じ事を言うんだ。 


「お前と一緒に、箱根走りたかったなぁ」って。

POSTED COMMENT

  1. 陸上部跳躍 より:

    自分も陸上部だけど、最近部活に集中できなくて勉強にも集中できなくてイライラしてたけど、これを見てやる気が出た!明日からまた頑張る!

  2. 陸上部中・長距離 より:

    これは感動したわ。また気持ち入れ替えて頑張ってみるわ。

  3. 名無し より:

    陸上部じゃなくても感動した。こういう話いいよね。

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