読み物

「このツボ買ってくれないか?」怪しい壺を買った結果・・・

男「ツボに比べると、部屋がきたねえな。掃除するか……」

男(本棚の裏、埃が溜まっちゃってるよ)

男(うわ、排水口やべえ)

男(エアコンなんて、最後に掃除したのいつだっけ……)

ゴシゴシ… フキフキ…

キラキラ…

男「お~、一日頑張ったらキレイになった!」

男(ツボがなかったら、ずっと汚いままにしてたかもしれないな)

男(明日は大事なプレゼンだ……緊張するなぁ)

男(だけど――)

男「……」キュッキュッ

男「ツボを磨いてると落ちつく……これなら熟睡できそうだ」

課長「今日のプレゼン、なかなかだったぞ。お前も成長したな」

男「ありがとうございます!」

取引先「いいかい? 別に君んとこじゃなくてもいいんだよ。他にも代わりはいるんだ!」

男「そこを何とか……」

男(嫌なことがあったら――)

男「ボケーッ! 代わりがいるんならいちいち脅さず、とっととそっちにしろや! どうせ出来ねえくせによ!」

男「あー……スッとした!」

男「ふんふ~ん」カタカタ

女「お菓子食べます?」

男「ありがとう」

女「……」

男「ん? 俺の顔に何かついてる?」

女「最近生き生きしてますよね。前はもっとこう……」

男「あ、分かる?」

男「実は……ツボのおかげなんだ」

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